ドラッグストアやスーパーなどで気軽に買える「ビオレ弱酸性ボディソープ」。
ビオレ弱酸性ボディソープでデリケートゾーンを洗うことはできるのでしょうか?
成分から検証してみました。
ビオレ弱酸性ボディソープでデリケートゾーンは洗える?成分から検証。
ビオレU弱酸性ボディソープの全成分をチェックしてみましょう。
【ビオレU弱酸性ボディソープ全成分】水、ラウレス-4カルボン酸Na、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリルグルコシド、ラウラミドプロピルベタイン、PG、ジステアリン酸グリコール、エタノール、ラウリン酸、コカミドMEA、PEG-65M、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸ラウリル)コポリマー、ポリクオタニウム-39、PPG-2ヒドロキシプロピルトリモニウムセルロース、PEG-14M、ラウレス-16、ラウレス-4、ラウレス硫酸Na、硫酸(Al/K)、エチルヘキシルグリセリン、リンゴ酸、クエン酸、水酸化Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料
成分をひとつひとつチェックしてみます。
水 | |
ラウレス-4カルボン酸Na | 陰イオン界面活性剤 |
ラウレス硫酸アンモニウム | 陰イオン界面活性剤 |
ラウリルグルコシド | 非イオン界面活性剤 |
ラウラミドプロピルベタイン | 両性イオン界面活性剤 |
PG | 保湿剤 |
ジステアリン酸グリコール | パール光沢・乳濁感付与剤 |
エタノール | アルコール 清涼感付与・防腐目的で配合 |
ラウリン酸 | 高級脂肪酸。気泡剤。 |
コカミドMEA | 非イオン界面活性剤 |
PEG-65M | 乳化補助・増粘剤 |
(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸ラウリル)コポリマー | 結合剤、皮膜形成剤 |
ポリクオタニウム-39 | 気泡力向上・感触改善 |
PPG-2ヒドロキシプロピルトリモニウムセルロース | エモリエント剤 |
PEG-14M | 乳化安定剤 |
ラウレス-16 | 陰イオン界面活性剤 |
ラウレス-4 | 陰イオン界面活性剤 |
ラウレス硫酸Na | 陰イオン界面活性剤 |
硫酸(Al/K) | 収れん剤 |
エチルヘキシルグリセリン | 保湿剤、抗菌剤 |
リンゴ酸 | PH調整剤 |
クエン酸 | PH調整剤 |
水酸化Na | PH調整剤 |
安息香酸Na | 防腐剤 |
フェノキシエタノール | 防腐剤 |
香料 |
上から配合量の多い順に記載されていますが、ビオレ弱酸性ボディソープの全成分をチェックしてみると、上位に表示されている界面活性剤に「ラウレス-4カルボン酸Na」と「ラウレス硫酸アンモニウム」があります。
ラウレス-4カルボン酸Naは、比較的弱い酸である「カルボン酸」や生成された洗浄力もマイルドで刺激も弱い界面活性剤です。
しかし、次の2番目に表示されている「ラウレス硫酸アンモニウム」は、硫酸系の界面活性剤で、洗浄力・脱脂力が強いのが特徴です。
ラウレス硫酸アンモニウムのような硫酸系の界面活性剤は、原価が安いため、ドラッグストアなどで安く買えるボディソープの多くに配合されているのが現状です。
しかし、デリケートゾーンは皮脂が少なく、皮膚も薄く、洗浄力が強すぎるボディソープでは肌荒れ・かゆみなどの炎症が起こりやすいので、硫酸系の界面活性剤では洗うことはおすすめできません。
さらに、ビオレ弱酸性ボディソープには、ラウレス硫酸アンモニウムだけでなく、ラウレス硫酸Naも配合されていますね。
これも同じく硫酸系で、強い洗浄力を持ちます。
さらに気になるのが、「エタノール」も配合されている、ということ。
エタノールは敏感肌には刺激になるので、敏感肌用のスキンケアにはまず、配合されない成分です。
ビオレは、弱酸性なので「肌に良い」というイメージはありますし、アルカリの石鹸と違って、「デリケートゾーンに使用してもしみない」という点では使いやすいかもしれません。
しかし、先にも言いましたが、洗浄力が強すぎるので、ビオレで毎日デリケートゾーンを洗う、というのはあまりおすすめできません。
ビオレには、この基本の「ビオレU弱酸性ボディソープ」以外にも、「泡タイプ」や洗いすぎない「ビオレUザボディ」など、色々なラインナップがありますが、程度の差こそあれ、どのアイテムにも硫酸系の界面活性剤が配合されています。
デリケートゾーンに使用するには、硫酸系の界面活性剤ではなく、穏やかな洗浄力の「ベタイン系界面活性剤」を主成分としているボディソープがおすすめです。
ベタイン系の界面活性剤は、硫酸系に比べて原価が高いので、どうしてもボディソープの価格が高くなってしまう、ということは否めません。
そのため、ベタイン系界面活性剤のボディソープを体全体に使うと、コストがかかってしまうので、「デリケートゾーンだけの部分使いにし、そのほかは安いボディソープで洗う」というのも賢い使い方です。
いずれにしても、「安いし弱酸性だからなんとなく」という理由で、ビオレのボディソープで「体の他の部分」と同じようにデリケートゾーンも洗う、というのはやめた方がいいでしょう。
>>ベタイン系界面活性剤使用「デリケートゾーン専用ソープ」のおすすめ。
ビオレ弱酸性ボディソープの口コミは?デリケートゾーンにどう?
実際にビオレ弱酸性ボディーソープを愛用している方の口コミをチェックしてみました。
家族全員で使ってます。
泡立ちも良く、特に肌に不調は無いので合ってるんだと思います。
可もなく不可もなく我が家の定番となっています。
万人受けする香りだと思います。
泡立ちもよく、お風呂で癒されます。
赤ちゃんにも使えるとのことですが、めっちゃくちゃ乾燥する。
普通ですが、粉ふいて痒くなるまでカサカサになります。
香りは好きだけど、これはわたしには合いませんでした。
赤ちゃんにも使える旨の表記があったので一番下の子のベビーソープの
香りが物足りないこともあり試しに購入。
泡立ちは悪くはないがすぐに泡がへたれるというか長持ちしない。
それよりなによりなんと言っても洗い上がりのぬるつきが致命的にダメ。
子供より自分自身に湿疹出現。。。
ビオレ弱酸性ボディソープの口コミを見てみると、肌が丈夫な方は「問題なく使えている」という口コミを寄せているようですが、敏感肌や乾燥肌の方は、「乾燥する」「肌が荒れた」「湿疹が出た」などの口コミをされているようです。
ボディソープとしては、コスパもよく泡立ちもよいので、気持ちよくお風呂で使えるビオレUですが、デリケートゾーンに使用するとなると、やはり少し不安が残りますね。
デリケートゾーンに使用するボディソープは、やはり「デリケートゾーン専用」として開発されたものが安心して使用できます。