馬油とはどんなもの?デリケートゾーンに使える?
馬油は、どんな成分で構成されてるの?
馬油はその名の通り、「馬の油」で出来ています。
馬油には、リノール酸・オレイン酸・アラキドン酸・リノレン酸と言った不飽和脂肪酸が多く含まれているのが特徴です。
不飽和脂肪酸は、人の細胞膜を作るのに必要な物質で、不足すると「乾燥」や「かぶれ」「かゆみ」などといった肌トラブルなどが起きてしまう、皮脂にはなくてはならないものです。
(参考:必須脂肪酸欠乏時における皮膚障害発症のメカニズムの解明)
脂肪の構造は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分けられ、一般的に動物脂肪には飽和脂肪酸の方が多く含まれているのですが、馬油には、「飽和脂肪酸が40%、不飽和脂肪酸が60%」と、不飽和脂肪酸の方が多くふくまれているのが特徴です。
さらに、人の皮脂も、「飽和脂肪酸が40%、不飽和脂肪酸が60%」と、馬油と同じ割合で構成されています。
そのため、人の肌にとてもなじみ、浸透しやすいのです。
また、天然の皮脂で添加物等も含まれていないため、デリケートゾーンにも安心して使用することができます。
実際に、馬油をデリケートゾーンの保湿に使用している、という口コミも以下のように見られました。
説明書には口腔内にも使えるとあったので、デリケートゾーンの保湿にも使用しています。
ワセリンを使っていた時期もあったのですが、VIO脱毛中ということもあり、毛嚢炎によく悩まされていました。
が、馬油に切り替えてからは毛嚢炎ができなくなりました!
私は粘膜部分にも塗布していますが、今のところ何の問題もありません。
(粘膜部分への塗布はあくまで自己判断ですので、ご留意下さい)
先日デリケートゾーンが肌荒れしてしまい、とても辛い状態になり、藁にもすがる思いで試しに塗ってみたところ、すっかり良くなり感動しました。
外から失礼します<(_ _)>
ご参考までに…🙇
私はデリケートゾーンなど粘膜あたりはソンバーユと言う昔からある馬油を塗ってます。切り傷やヒリヒリして痛い所には効果的かもしれません。— はー (@ha0824dm) May 4, 2019
デリケートゾーンの肌荒れ時は、「ソンバーユなどの馬油で保湿している」という口コミやツイートを見つけることができました。
馬油はデリケートゾーンの黒ずみには効果あるの?
デリケートゾーンの保湿としては優秀な働きをする「馬油」ですが、デリケートゾーンの「黒ずみ」には効果を発揮するのでしょうか?
馬油に含まれている「リノレン酸」という不飽和脂肪酸は、美肌効果が非常に高い成分で、具体的には、以下のような効果をもたらします。
①ターンオーバー促進効果
②血行促進効果
③抗菌・殺菌効果
④抗アレルギー効果
参考:アトピー性皮膚炎に対するα-リノレン酸強化食療法の効果について
デリケートゾーンの黒ずみの原因のひとつに、「古い角質が蓄積されている」ことがあげられます。
加齢やホルモンバランスの乱れなどによって、ターンオーバーが滞ると「メラニンを含む古い角質」が表皮にとどまり、デリケートゾーンの黒ずみを引き起こします。
馬油に含まれる「リノレン酸」の①ターンオーバー促進効果は、古い角質の排出を促すため黒ずみ予防に効果的です。
ただ、単にターンオーバーを促進するだけでは、黒ずみの根本的な原因である「メラニン」には直接アプローチできないため、黒ずみ解消効果は「弱い」です。
より積極的にデリケートゾーンの黒ずみを解消するには、メラニンの生成を抑制する「美白成分」を肌に届けることが必要です。
また、美白成分にも色々ありますが、デリケートゾーンは下着の摩擦などによって、炎症を起こしやすい箇所であるので、美白だけでなく「抗炎症効果もある美白成分」を選ぶと、黒ずみにはより効果的です。
デリケートゾーンの黒ずみに効果的なクリームの選び方については、↓こちらの記事に詳しく書いていますので、よければ参考にしてくださいね。
馬油はデリケートゾーンの「かゆみ」や「かぶれ」に効果あるの?
馬油には、肌の抗炎を鎮めて熱をとったり、抗酸化作用や抗菌作用もあるのが特徴です。
馬油を肌に塗ると、油膜によって肌が空気と触れるのを遮断するため、肌の酸化を予防します。
さらに、馬油を塗った状態では細菌は皮膚に入り込むことはできないため、高い抗菌効果を発揮します。
デリケートゾーンのかゆみやかぶれは、炎症やアレルギー・細菌によるものが多いので、馬油を塗ることによって、予防することが可能だと言えます。
赤ちゃんの「おむつかぶれ」にも馬油は効果的です。
実際に馬油をデリケートゾーンに使用して、「かゆみ」や「かぶれ」に効果を実感した、という方の口コミやツイートを載せておきますね。
湿疹で腕が荒れた時も塗って寝たら1日でかゆみも赤みも引いたのでびっくりです。
子供の肌荒れオムツかぶれが気になって
使い始めました!とってもいいです!!
私は授乳の時に傷ついたところに
塗っていましたが、すぐ治りました!!
最近あちこち痒いので特にチクチクかゆみの来る膝下に馬油塗り込んだら落ち着いた。乾燥して痒かったんだなー
ついでにそのまま髪にも馬油で保湿
全身に使える馬油の万能性よ…好きな香りは
オレンジ→グレフル→ローズの順w pic.twitter.com/sgON14PRk4— 葱粉(ねぎこ) (@hinapi_fu) March 22, 2019
家庭用脱毛器照射後に馬油塗るとかゆみも炎症も起こらなくて良い〜〜!
日々飲んでいるビタミンCも功をなしてそうだが
これならいける。。!!— ぺこ (@Pecorin9292921) February 29, 2020
私も実際、馬油でデリケートゾーンを保湿してみた!黒ずみやかゆみ、かぶれに効果は?
私も実際、お風呂上りに馬油でデリケートゾーンを保湿してみました。
オイルというと、肌の上に残ってべたつくものも多いですが、馬油は、すっと浸透し、オイルとは思えないほど
塗った後のべたつきが気になりません。
さらっとしています。なじみがすごくよく、「人に皮脂に近い」というのも納得です。
敏感肌なので、生理の時はデリケートゾーンがかぶれてかゆみも出やすいのですが、馬油を塗っていると油膜が守ってくれているおかげか、かぶれがましになります。
守られている感、がありますね。
しかし、デリケートゾーンの黒ずみには効果は全く感じませんでした。
馬油は、デリケートゾーンの「保湿」や「かゆみ・かぶれ予防」には効果的ですが、黒ずみには効果を期待しないほうがいい、ということがわかりました。