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ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみに効く?粘膜に使うと危険!?成分から検証!

セルフケアで黒ずみを治す

主に肌の保湿を目的に皮膚科などで出される処方薬「ヒルドイド」。

デリケートゾーンの黒ずみに効果はあるのでしょうか?

ヒルドイドとは?デリケートゾーンの黒ずみに使用する前に。

ヒルドイド

ヒルドイドとは、マルホ株式会社が製造する薬で、「皮膚の保湿」「乾燥症状を軽くする」といった目的で処方されます。

皮膚科に通ったことのあるや、美容に敏感な女性なら一度は聞いたことのあるお薬ですよね。

ヒルドイドには、「ヒルドイドローション」「ヒルドイドソフト」「ヒルドイドクリーム」「ヒルドイドフォーム」の4種類があり、それぞれテクスチャーが違うので、用途によって使い分けられます。

このうち、皮膚科や小児科などで広く処方されるのが「ヒルロイドローション」と「ヒルドイドソフト」です。

ピンクのキャップのパッケージに、見覚えがある方も多いかもしれませんね。

 

ヒルドイドの効能と全成分は?デリケートゾーンの黒ずみに効く成分は配合されている?

ヒルドイドの黒ずみへの効果

ヒルドイドの「効能」と「全成分」を確認しておきましょう。

ヒルドイドの効能は?「デリケートゾーンの黒ずみ」に効果ある?

【ヒルドイドの効能】

血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

マルホ株式会社HPより引用

ヒルドイドは単なる保湿剤かと思いがちですが、さまざまな疾患に対して効能があるようです。

「黒ずみ」に効能がある、と、直接は言われていませんが、書かれている効能のうち、「血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患」と、「皮脂欠乏症」は、デリケートゾーンの黒ずみ改善にもつながる効能、ということができます。

次に詳しく説明していきたいと思います。

 

①ヒルドイドの効能「血行障害の改善」が、デリケートゾーンの黒ずみ改善につながるのはなぜ?

血行促進

血行が良くないと、皮膚細胞が正常に働かず、古い角質やメラニンを一定の周期で排出させる「ターンオーバー」がうまくいきません。

その結果メラニンが肌表面に残ったままになり、定着して黒ずみになってしまいます。

ヒルドイドを塗ることによって肌の血行が良くなれば、メラニン排出がスムーズに行われるため、デリケートゾーンの黒ずみを予防することができます。

加齢による皮膚の衰えは皮膚のくすみを伴う。このメラニンの蓄積は表皮のターンオーバーの遅延が考えられ、上皮系幹細胞・前駆細胞の減少や血行不全、酸素分圧の低下などが複合的に関与している可能性も否定できない。

出典:わたしの勧めるシミ対策(2):形成外科の立場から

 

②ヒルドイドの効能「皮脂欠乏の改善」が、デリケートゾーンの黒ずみ改善につながるのはなぜ?

皮脂不足解消

皮脂の欠乏=乾燥した肌は、バリア機能が低下し、外的刺激や紫外線などから肌を守ることが出来なくなっています。

そのため、肌は自らを守ろうとして、メラニン色素を必要以上に作り出そうとする防御機能が働き、黒ずみを引き起こしてしまうんです。

アトピー肌の方が黒ずみができやすいのは、肌の油分・水分が不足していてバリア機能が正常でないことが多いからです。

ヒルドイドを塗ることによって皮脂不足が解消されれば、デリケートソーンの黒ずみを予防することができるというわけです。

 

ヒルドイドを塗ることが血行促進、皮脂欠乏を解消し、デリケートゾーンの黒ずみ予防に効果的、ということはわかりましたが、これだけでは、「他にも多くある保湿剤」の働きと大きくは変わりません。

デリケートゾーンの黒ずみをもっと積極的に防ぐには、保湿成分だけでなく、美白成分が配合されていることが必要です。

ヒルドイドには美白成分は配合されているのでしょうか。

ヒルドイドの全成分をチェックしてみました。

 

ヒルドイドの全成分は?黒ずみ予防に効果的な「美白成分」は配合されている?

テクスチャーによって4種に分類されるヒルドイドですが、成分内容は油分が多いかどうかという違いだけで大きく差はないので、4種のうち、最も良く処方される「ヒルドイドソフト」の全成分をチェックしてみました。

ヒルドイドソフトの全成分

ヘパリン類似物質 血行促進剤・皮膚保湿剤
グリセリン 3価のアルコール。保湿剤・潤滑剤
スクワラン 油性物質。鮫の肝油やオリーブ油が原料
軽質流動パラフィン 石油を原料として作られる液状の油性成分。別名ミネラルオイル
セレシン オゾケライトと呼ばれる鉱物を精製して得られる固形の油性成分
白色ワセリン 石油由来の保湿剤
サラシミツロウ ミツバチの巣を構成するロウを精製したもの。保湿剤。
グリセリン脂肪酸エステル 乳化剤
ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤
エデト酸ナトリウム水和物 キレート剤(品質安定剤)
パラオキシ安息香酸メチル 防腐剤
パラオキシ安息香酸プロピル 防腐剤

 

全成分をチェックしてみましたが、ヒルドイドに美白成分は配合されていませんでした。

デリケートゾーンの黒ずみにしっかりとアプローチするためには、ヒルドイドに配合されている「肌のターンオーバーを整える成分」だけでは、はっきり言って弱いです。

メラニン生成抑制作用や、メラニンを還元する作用などを持つ「美白成分」が配合されている必要があります。

全く何もケアしないよりは、「ヒルドイドを塗っている方がまだまし」といった感覚でいた方が良いでしょう。

より積極的にデリケートゾーンの黒ずみを解消したいのなら、効果のある美白成分の配合されているクリームでケアするようにしましょう。

>>デリケートゾーン黒ずみクリームおすすめ

 

ヒルドイドには美白効果はない。デリケートゾーンの黒ずみに効果的な美白成分は?

美白成分

美白成分には、美白有効成分=「厚生労働省から、メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ、あるいはこれに類似した効能を表示することが認められた成分」と、そうでないものがあります。

美白有効成分として認められているものは、現在約20種類程度しかなく、安全性と有効性の観点から、配合量もしっかりと決められています。

デリケートゾーンの黒ずみには、もちろん「効果」もあることも大切ですが、それ以上に「安全性」も重視したいポイントです。

そのため、デリケートゾーンの黒ずみクリームを選ぶときは、美白有効成分の配合されているもの(医薬部外品)を選ぶようにしましょう。

美白効果の高い成分として、「ハイドロキノン」を配合している化粧品もありますが、ハイドロキノンは肌への刺激が強く、デリケートゾーンへの使用はひかえた方が良い成分です。

もちろん美白有効成分として、厚生労働省に認められていない成分です。

現段階で、美白有効成分として定められている成分を以下にあげてみました。

 

プラセンタエキス、リン酸アスコルビルマグネシウム塩、コウジ酸、アルブチン、アスコルビルリン酸ナトリウム塩、アスコルビン酸グルコシド、エラグ酸、ルシノール、カモミラET、リノール酸S(リノレックS)、トラネキサム酸、4MSK、VCエチル、エナジーシグナルAMP、マグノリグナン、VC-IP(NIKKOL VC-IP EX)、ニコチン酸アミド(D-メラノ)、TXC、デクスパンテノールW(PCE-DP)

参考:厚生労働省「化粧品・医薬部外品」

あなたが聞いたことある成分もいくつかありますよね?

これだけの美白有効成分があるわけですが、デリケートゾーンの黒ずみに使用する美白成分はどれがいいのでしょうか。

デリケートゾーンの黒ずみに適する美白成分としての条件は、

①刺激が少なく、デリケートな肌に優しいもの。
②抗炎症効果のあるもの。

の2点です。

肌に優しいということは言うまでもありませんが、デリケートゾーンの黒ずみの原因のほとんどが「肌の炎症」によるものです。

そのため、メラニンにアプローチする美白効果以外にも抗炎症効果も持つ美白成分がもっとも効果を実感できる成分です。

さきほどあげた美白有効成分のうち、抗炎症効果も持つ美白成分は、「トラネキサム酸」のみです。

また、もっとも肌に優しく、刺激を感じにくいため、敏感肌用の美白化粧品に多く配合されている成分が「プラセンタエキス」です。

デリケートゾーンの黒ずみ対策にも、プラセンタエキスは、安心して使うことのできる成分でしょう。

ただ、プラセンタエキスには抗炎症効果はないので、抗炎症効果のある「グリチルリチン酸2K」などの有効成分がいっしょに配合されているものを選ぶと効果的です。

そのため、当サイトでは、「トラネキサム酸」もしくは、「プラセンタエキス+グリチルリチン酸2K」を有効成分として配合しているクリームの使用をおすすめしています。

デリケートゾーン黒ずみクリームランキング
コスメコンシュルジュが選ぶ!デリケートゾーンの黒ずみを治す美白クリームランキング!価格・成分などを考慮し、人気のクリームをランキング形式でご紹介!選び方のポイントは?また、効果的に黒ずみを治すために知っておきたい原因と対策法とは?

 

ヒルドイドはデリケートゾーンの黒ずみに使用しては危険!?粘膜には注意!

ヒルドイドの危険性

話が少しヒルドイドからそれてしまいましたが、もう一度ヒルドイドの話に戻します。

ヒルドイドには、これまで説明した通り、ヘパリン類似物質は、塗った場所の毛細血管を拡張させて血流を良くする効果があり、そのため肌のターンオーバーを促す、という効果があるんでしたね。

ターンオーバーが促されると、古い角質が剥がれ落ちやすくなり、肌表面がつるつるに整います。

この効果、通常の肌にはとてもありがたい効果なんですが、唯一、この効果が逆効果になってしまう箇所があるんです。

それは、「粘膜」です。

実は、粘膜には「角質がない」ことをご存知でしたか?

そのため、粘膜にヒルドイドを塗ると、血行が促され、必要以上にターンオーバーが促され、刺激を感じてしまう場合も多いのです。

デリケートゾーンの一部は、粘膜ですよね。

もちろん、「粘膜以外の部分に塗るわ」という場合は問題ありませんが、うっかり粘膜部分についてしまう、ということも考えられます。

そのため、ヒルドイドをデリケートゾーンに使用することはおすすめできません。

デリケートゾーンの黒ずみには、デリケートゾーン専用のものを使用することをおすすめします。

 

 

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